夜尿症(おねしょ)|世田谷区経堂のほあしこどもクリニック|夜尿症(おねしょ) 神経発達、育児・心理相談

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夜尿症

 当クリニックの夜尿症専門外来は、日本、あるいは世界でもトップクラスの専門外来であると自負しています。
 初診の患者さまは、まず初日に「初診オリエンテーション」を受けていただきます。そこでは、夜尿症の原因、当クリニックで行う各種の検査、生活指導、そして薬物療法についてわかりやすくご説明します。
 帆足院長がパソコンプレゼンテーションを交えながら行います。
 オリエンテーション後、個別の診察や必要に応じて各種の検査が行われます。

夜尿症とは

 幼児期(生後1年~6歳)の夜尿は「おねしょ」と言われ、発達途上の生理的な現象で心配はありません。学齢期(小学校入学前後)以後になっても続く「おねしょ」、つまり夜間睡眠中に無意識に排尿してしまうことを「夜尿症」と言います。小学生の中でも10~20人に1人はいると言われていて、症状が治まらないお子さまは、人知れず悩んでおり、自信まで喪失している場合もあります。
夜尿症は病気ではないから、そのうち治るという自然任せの方法は、必ずしも状況が好転するとは限りません。最近は、夜尿症に有効な治療法がありますので、生活指導および適切な治療を受ければ、早く治る可能性が高まります。お気軽にご相談ください。

原因と治療

 夜尿症の原因は、主に2つが考えられます。そのうちのひとつが夜間尿量が多すぎる場合てす。夜間寝ている間に、おしっこの量が普通より多過ぎてしまうことが直接的な要因ですが、抗利尿ホルモンの夜間分泌不足がこの症状を招いていると言われています。この場合、夜間尿量を減らす治療として抗利尿ホルモン薬を用います。この薬を寝る少し前に内服すると、尿を濃縮してくれるので、尿量そのものを減らす効果があります。

 もうひとつの原因が夜間膀胱容量の減少で、夜間寝ている間に膀胱に貯められるおしっこの量が普通より少な過ぎる(不安定膀胱)ことで起きてしまいます。こちらの場合は、夜間の膀胱容量を増やすといった治療になります。その方法のひとつとして、抗コリン薬を使用します。この薬は、膀胱の緊張を和らげるはたらきがあり、それにより膀胱の収縮が抑えられ、尿が溜まりやすくなるという利点があります。

 また、夜尿アラームを利用するケースもあります。これは、おねしょを知らせるブザーが鳴る機器で、尿が出ると「ピッ、ピッ」という電子音で知らせてくれる装置です。夜尿アラームは、睡眠中の膀胱容量(夜間に尿を貯める力)を増やし、尿意により起きやすくする効果があります。

 このほか、稀なケースではありますが、膀胱や腎臓などの器質的(形態的)な異常が原因で夜尿症が起きていることもあります。昼間もおもらしをするような場合(昼間遺尿症)は、夜尿だけの子どもに比べて膀胱等の器質的な異常が多いことが知られています。

治療にあたっての注意点

夜尿症の治療の3原則は、以下の3つです。

  • あせらない
  • おこらない
  • おこさない

 1日でも早く治したいと焦って治療に専念したとしても、夜尿症はそれだけ早く治るとは限りません。寝ている間に、夜尿はお子さまの意思とは無関係に生じるものですから、怒ってどうにかなるものではありません。むしろ、ストレスがかかって、治るのが遅れる原因になることが考えられます。 また、夜中にむやみに起こしてトイレに行かせることは、睡眠リズムを崩す原因になります。熟睡を妨げるのは、お子さまの成長にとっても好ましくありません。医師が治療として夜尿アラームを一定期間用いる場合を除いては、そのような行為は行わないようにしてください。

 一方で、夜尿症は病気ではないと放っておいて、自然に任せるという方法は、必ずしも状況が好転するとは限りません。放置して気づかないうちに治っていたということも人によってはありますが、治療に努めたことで、お子さま自身が頑張って夜尿症を治したという経験は、お子さまの自信の獲得にも繋がります。成功体験を積むという意味においても、夜尿症の治療は大切なのです。